三菱「2021年の販売台数は2007年以来となる通年10万台超え」と発表!やはり新型アウトランダーの人気が圧倒的…フォード・マスタングが「世界で一番売れているスポーツカー」から陥落

国内外含めて新型アウトランダーは相当な人気を集めているようだ

三菱の北米部門が、2021年の年間販売台数を公開しました。

2021年は、フルモデルチェンジ版・新型アウトランダー(Mitsubishi New Outlander)を発表・発売したこともあって、通年で102,037台を販売。

北米三菱によると、年間で10万台を販売したのは2007年以来とのことで、これまでの実績で考えると4回目とのこと。

更にこの販売台数は、前年比で+16.8%増加したことを意味していて、更に第四四半期の販売台数が24,861台だったことから、2020年の同期比+68.3%と大きく上回っているそうです。


三菱の通年販売台数が10万台を突破したのも、新型アウトランダーの影響が大きい

先述にもある通り、2021年に北米三菱のラインナップモデルで多く売れたのが新型アウトランダーで、第四四半期だけで12,606台、通年で33,883台を販売するなど、これは前年比+24.9%増加したことを意味しています。

本来であれば、2021年は昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足で生産数を縮小・納期遅延などが起きてもおかしくなかったのですが、幸い三菱はそういったダメージを最小限に抑えていたそうで、大幅な納期遅延やクレームなどはほとんど発生していないとのこと。

恐らく三菱独自の対策が施されていたのだと予想されますが、その影響もあって、新型アウトランダーに続く形でアウトランダースポーツ(Outlander Sports)が通年34,216台(前年比+18.7%増)、アウトランダーPHEVが2,250台(前年比+14.5%増)、そして現行ミラージュ(Mirage)は通年22,741台を売るなど、かなり好調な売れ行きを見せていました。

但し2022年は雲行きの怪しい展開に

ただその一方で北米三菱が懸念しているのが2022年の販売実績。

2021年は部品供給不足や半導体の供給不足対策は何とかクリアできたものの、2022年の生産に関しては、半導体の供給不足で生産が一時ストップする恐れもあるとのことで、2022年1月度からいきなり計画を下回る月産台数となることが予想されています。

つまり受注はあるのに、生産・出荷・納車ができないという問題は、どの自動車メーカーでも同様の悩みを抱えていて、その問題が遅れて三菱にもやってきたということに。

日本市場でもようやく発表・発売された新型アウトランダーPHEVですが、先行注文開始から僅か1か月半ほどで、目標月販台数1,000台の約7倍となる6,915台に到達したことも明らかにしている一方、納期も2022年1月初め時点で5か月~7か月ほどとの回答も頂いているため、しばらくはこの状況が続くもしくはそれ以上の長納期となる恐れも考えられるかもしれません。

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